織田宗家ゆかりの里(1)小幡雄川堰(名水百選)

名水百選:「 雄川堰」/群馬県甘楽郡甘楽町大字小幡

小幡(おばた)は、群馬県南西部に位置する甘楽町(かんらまち)にある城下町。

今もなお武家屋敷や町家が残る古い町並みが広がり、「名水百選」や「世界かんがい施設遺産」などにも選ばれた★雄川堰(おがわぜき)があり情緒溢れる町です。★日本名水百選

織田宗家八代で栄えた城下町

本能寺の変以前、鎌倉時代から名の知られた豪族・小幡氏の本拠地として栄えていました。しかしながら、本能寺の変以降勢力を弱め、徳川家康に甘楽の地を明け渡して信州へ逃れます。その後25年間で幾度か領主が入れ替わった後、慶長2(1615)年大坂夏の陣で豊臣氏から天下統一を果たした徳川家康が、織田信雄(のぶかつ:信長の次男)に奈良県の大和国宇陀郡(やまとのくにうだぐん)3万石と、群馬の上州小幡2万石を与えました。以後織田家八代、152年間におよぶ歴史が綴られてゆきます。